‘集合知’ タグのついている投稿

クリエイターのコラボレーション

2008 年 4 月 1 日 火曜日

セカンドライフの面白いところ、そのひとつは自由なものづくりです。

発想するままになんでも作れるわけで、友達と集まりました、みんなで立ってるのもなんだから座るものでも欲しいね、となったらさくっとプリムと呼ばれる3Dの箱をその場に出して、座る。最初はただの木の箱だった物体が、誰かしらいじりだして、箱が薄くなり4本足が生え背もたれが付いて濃い木のテクスチャが貼られる。ただの木箱だったものが、誰が見ても椅子となった瞬間です。

「こんなのあるといいね」「あ、ちょっと思いついた」で、すぐに試す、作ることができるのが他にはない面白い点だと思います。

しかし、オブジェクト制作は誰もが簡単に、そして瞬時に素晴らしいものが作れるかというと、そんなことはありません。当然良いものは時間がかかっていますし、それ相応のスキル、さらにそれぞれのソフトも必要になってきます。

セカンドライフで言えば、テクスチャ制作はGIMPというフリーソフトもありますが、作りこみたいならPhotoshopがあったほうがいいです。が、個人で買うにはかなり高いです。また両方ともまず操作方法を覚え、必要なテクスチャの作成方法もWebや本、もしくは人から学ばなければなりません。

他にもプリム加工、LSL(スクリプト)、アバターアニメ、音源などどれを取っても、それなりに労力とコストがかかります。すべて一流になるのは、もうセカンドライフだけやってでもいない限り難しいでしょう。

でもセカンドライフでみんなそんな苦労をしてものづくりをしているかというと、そうでもありません。足りないものは補い合える環境なのです。それが国境を越えた経済圏の強みです。

造形には自信がある、あるいは頑張ってみるけどテクスチャは全く描けない・・・ そんな人でも、テクスチャを得意にしている人から買えばいいのです。大体は数枚セットで100~500L$(リンデンドル)程度です。日本円にしても、数十円から200円程度。たったそれだけの支出で、たとえば車を造形してみたけど木のかたまり・・・だったものが、金属のテクスチャで車へと生まれ変わるのです。

乗り物のスクリプトや運転席に座るアニメなども購入すれば、ひとりでは絶対に不可能だった車を完成させることができます。頑張っても1だったものを、5にも10にも変えられるポテンシャルを秘めているのが、セカンドライフのような経済圏とクリエイターを抱える世界です。

無意識に多くの人との共同創作を行っている、そんな魅力がこの世界にはあると思います。

ソーシャルブックマークの本質

2008 年 3 月 15 日 土曜日

ソーシャルブックマークは、インターネットエクスプローラなどのブラウザに「お気に入り」として登録していたものをWeb上に登録、さらに他人と共有できるというものです。

個々のブックマークには登録するひとが自由に「タグ」という属性(Yahoo!だったら、“検索”、“ポータル”、“news”、“オークション”など)を付けることができます。

ソーシャルブックマークを使うことでの利点は、

  • どのPCでも同一のブックマークを使える (会社、友人宅、ネットカフェなど)
  • 万が一メインPCがクラッシュ、またはPCを買い換えたときもブックマークが保持される
  • タグに関連するブックマークを引き出せるので、自分での管理も容易だし情報を探す際も便利
  • タグもタグクラウドという仕組みがあり、同じタグが多くなるほどタグ文字自体が大きくなり、関連性の高さがわかる
  • 個々のサイトに対する他人のブックマーク数が確認できるので、ある程度人気度がわかる

ちなみにブックマークの公開、非公開も選べるので、他人に知られたくない場合は非公開にしておけばOK。ただ、ソーシャルブックマークの力を最大限に発揮するには公開は必須です。

ソーシャルブックマークの本質は、
タグにもとづいた関連情報の結びつきによる検索ができることです。

たとえば、動画作成をしたいAさんが動画作成に詳しいサイトを次々とブックマークしていきます。タグは「動画」「作成」「加工」「解説」「video」など関連するものが付けられます。ここで付けられる個人の見解によるタグ付けの精度は高くないかもしれません。

次にまた動画作成したいBさんがAさんのタグから同じサイトを見つけます。そしてまたタグ付けをする。これが繰り返され、タグクラウドの仕組みによって個々のサイトに最も適切なタグほど大きくなっていきます。

Google,Yahoo!など大手ロボット型検索エンジンは、複雑なアルゴリズムはあるけれども、やはり検索キーワードとサイト内のテキストとのマッチ率が優先されます。動画作成の解説を、画像や動画でわかりやすく行っている親切なサイトがあっても、検索エンジンはテキストでみっちり書かれているサイトを優先する傾向があります。

また、サイトが開設したばかり、外部リンク数が少ない、ページ数が少ない、サイトのhtmlソースが適切でない、更新頻度が低い、画像にaltタグで意味づけをしていないなどあれば当然検索エンジンの評価は低くなります。検索エンジンの課すルールに則ったうえで、動画作成の解説も充実していないと検索上位にはこないわけです。これをとりあえずブログは開設できた、といった個人に課すのは重荷でしょう。検索エンジンのルールに詳しくなくとも、ひとつのことに飛びぬけた情報を持っている個人は無数にいるはずです。

要は、人の目によるサイトの役立ち度によって、ブックマークやタグ付けがなされるわけで、情報を探している人の要求が高度なほど、ソーシャルブックマークは威力を発揮するわけです。自分と嗜好の合う人をタグを通じて探せる、“人間検索”ともいえるかもしれません。

こんなのもありました。

  • AddClips ソーシャルブックマーク追加ボタン 統合サイト
  • Kooss 各ソーシャルブックマークサービスの比較