クリエイターのコラボレーション

セカンドライフの面白いところ、そのひとつは自由なものづくりです。

発想するままになんでも作れるわけで、友達と集まりました、みんなで立ってるのもなんだから座るものでも欲しいね、となったらさくっとプリムと呼ばれる3Dの箱をその場に出して、座る。最初はただの木の箱だった物体が、誰かしらいじりだして、箱が薄くなり4本足が生え背もたれが付いて濃い木のテクスチャが貼られる。ただの木箱だったものが、誰が見ても椅子となった瞬間です。

「こんなのあるといいね」「あ、ちょっと思いついた」で、すぐに試す、作ることができるのが他にはない面白い点だと思います。

しかし、オブジェクト制作は誰もが簡単に、そして瞬時に素晴らしいものが作れるかというと、そんなことはありません。当然良いものは時間がかかっていますし、それ相応のスキル、さらにそれぞれのソフトも必要になってきます。

セカンドライフで言えば、テクスチャ制作はGIMPというフリーソフトもありますが、作りこみたいならPhotoshopがあったほうがいいです。が、個人で買うにはかなり高いです。また両方ともまず操作方法を覚え、必要なテクスチャの作成方法もWebや本、もしくは人から学ばなければなりません。

他にもプリム加工、LSL(スクリプト)、アバターアニメ、音源などどれを取っても、それなりに労力とコストがかかります。すべて一流になるのは、もうセカンドライフだけやってでもいない限り難しいでしょう。

でもセカンドライフでみんなそんな苦労をしてものづくりをしているかというと、そうでもありません。足りないものは補い合える環境なのです。それが国境を越えた経済圏の強みです。

造形には自信がある、あるいは頑張ってみるけどテクスチャは全く描けない・・・ そんな人でも、テクスチャを得意にしている人から買えばいいのです。大体は数枚セットで100~500L$(リンデンドル)程度です。日本円にしても、数十円から200円程度。たったそれだけの支出で、たとえば車を造形してみたけど木のかたまり・・・だったものが、金属のテクスチャで車へと生まれ変わるのです。

乗り物のスクリプトや運転席に座るアニメなども購入すれば、ひとりでは絶対に不可能だった車を完成させることができます。頑張っても1だったものを、5にも10にも変えられるポテンシャルを秘めているのが、セカンドライフのような経済圏とクリエイターを抱える世界です。

無意識に多くの人との共同創作を行っている、そんな魅力がこの世界にはあると思います。

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