Googleの仮想空間、Livelyがサービス終了
Googleが開発していた仮想空間、Google Livelyが12/31にサービス終了することが発表されました。
来月12月31日を以ってユーザーが製作した部屋も消去され、これまでLivelyの開発に携わってきた開発チームも各々別のチームへ移るという。
同社はブログ上で「全ての試みが成果を上げるわけではない」とし、Lively終了後は同社のビジネスの中核である検索技術と広告、アプリ開発に専念すると発表している。
サービス開始からわずか数ヶ月で閉鎖とは、よほど収益にならないと判断されたのでしょう。
あるいは仮想空間サービスを展開すること自体が社内的にGoogleの向きにそぐわなかったなど・・・
Livelyの部屋では様々なアイテムが配置できるのですが、これを売買する仕組みの一端がLively公式サイトで確認できただけに、Googleも仮想通貨を持ちたいんだなと思っていました。
仮想空間サービスでひとつ難しいと考えているのは、リアルタイムコミュニケーションが前提という点です。
誤解を恐れずに言えば仮想空間は、空間に一人きりだと孤独感が増長される特徴があります。これはアバターや空間の表現がリアルであるほど顕著だと思います。
誰かと一緒になにかをしている時は他のWebサービスより臨場感や一体感がありかなり楽しいと思うのですが、逆に自分の分身であるアバターだけが空間にポツーンと居るのを眺めている様はかなり寂しいものです。
Livelyは手狭な自分の部屋があるだけで外部との繋がりがなかったのが、それを余計に増幅させたのではないかと思います。3Dチャットルームと化していて、部屋はどんどん増えるが賑わっている部屋はない。今後他の部屋と繋がっていく予定だったと思いますが、そもそも仮想空間らしい「偶然の出会い」やコミュニティ的な広場のような空間がないのでは、知らない誰かの部屋をいきなり訪れる気にはなりませんよね。
そして部屋にポツンの誰とも繋がれないサービスは「つまらない」となり、人が集まらなかった。と、ただの推測ではありますが。
セカンドライフでのSIMという「部屋」は大半は誰かの持ち物ですが、たまり場として使われる場所があったりなど、ある程度の公共性があるところが多いです。人の部屋に入るのではなく、その土地に行ってみるという感覚ですね。その点は気軽なのでしょう。
そう考えると、仮想空間サービスで重要なのは公共性のある場なのかもしれないですね。