‘Lively’ カテゴリーのアーカイブ

Googleの仮想空間、Livelyがサービス終了

2008 年 11 月 21 日 金曜日

Googleが開発していた仮想空間、Google Livelyが12/31にサービス終了することが発表されました。

以下、THE SECOND TIMESからの引用

来月12月31日を以ってユーザーが製作した部屋も消去され、これまでLivelyの開発に携わってきた開発チームも各々別のチームへ移るという。

同社はブログ上で「全ての試みが成果を上げるわけではない」とし、Lively終了後は同社のビジネスの中核である検索技術と広告、アプリ開発に専念すると発表している。

サービス開始からわずか数ヶ月で閉鎖とは、よほど収益にならないと判断されたのでしょう。

あるいは仮想空間サービスを展開すること自体が社内的にGoogleの向きにそぐわなかったなど・・・

Livelyの部屋では様々なアイテムが配置できるのですが、これを売買する仕組みの一端がLively公式サイトで確認できただけに、Googleも仮想通貨を持ちたいんだなと思っていました。

仮想空間サービスでひとつ難しいと考えているのは、リアルタイムコミュニケーションが前提という点です。

誤解を恐れずに言えば仮想空間は、空間に一人きりだと孤独感が増長される特徴があります。これはアバターや空間の表現がリアルであるほど顕著だと思います。

誰かと一緒になにかをしている時は他のWebサービスより臨場感や一体感がありかなり楽しいと思うのですが、逆に自分の分身であるアバターだけが空間にポツーンと居るのを眺めている様はかなり寂しいものです。

Livelyは手狭な自分の部屋があるだけで外部との繋がりがなかったのが、それを余計に増幅させたのではないかと思います。3Dチャットルームと化していて、部屋はどんどん増えるが賑わっている部屋はない。今後他の部屋と繋がっていく予定だったと思いますが、そもそも仮想空間らしい「偶然の出会い」やコミュニティ的な広場のような空間がないのでは、知らない誰かの部屋をいきなり訪れる気にはなりませんよね。

そして部屋にポツンの誰とも繋がれないサービスは「つまらない」となり、人が集まらなかった。と、ただの推測ではありますが。

セカンドライフでのSIMという「部屋」は大半は誰かの持ち物ですが、たまり場として使われる場所があったりなど、ある程度の公共性があるところが多いです。人の部屋に入るのではなく、その土地に行ってみるという感覚ですね。その点は気軽なのでしょう。

そう考えると、仮想空間サービスで重要なのは公共性のある場なのかもしれないですね。

“Lively” – Googleが遂に仮想空間サービスを開始

2008 年 7 月 13 日 日曜日

以前から噂されていたGoogleのメタバース界参入。いよいよ現実のものとなりました。

グーグル、「Second Life」ライクな仮想世界「Lively」を発表 (CNET Japan)

【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第20回「Lively」 (THE SECOND TIMES)

ともあれ、まずは登録してみましょう。試してみないことにはなんともわかりません。

Lively http://www.lively.com/

Google Lively 登録

Download Livelyから専用ソフトをダウンロードします。デスクトップにショートカットが作られますが、起動しても同じLivelyのサイトが開くだけ。ブラウザで動作するアプリケーションのようです。

またサインインもGoogleアカウントを既に持っていればそのまま使えるので、まるでもう登録していたかのような気分になります。

Roomsからどうやら他のユーザーが作ったらしき空間がいくつもあるので、南の島らしきサムネイルをクリック。すると、

island room

なにか黒い人形のような人たちがたくさんいます。右にメニューアイコンとアバターの選択画面があります。そして、とにかく重い・・・ 人が多すぎたかもしれません。

他のアバター達

徐々にロードが終わり、アバターが見えてきました。まず最初は自分がどこにいるのか見失います(笑) 目印は、アバターの下にある名前の背景が紫のアバター、それが自分です。

なぜか一人だけあたまのばかでかい2頭身アバターでした。

重いし英語だらけなので、ひとまず抜け出し、自分のルームを作ってゆっくりと見てみることにします。

マイルームの作成

サイドメニューRoomsのMy roomsにCreate a new roomボタンがあったのでクリック。

新しいRoomへと移動し、部屋の設定画面が出てきました。

Lively マイルームの公開設定

Sharingタブ、このルームのシェアについての設定ですね。上から

  • Public Directory (Lively room 公式リストへの表示ON/OFF)
  • Public URL (公開用URL)
  • Public Decorating (roomの編集権限の設定)

のようです。今回はテストということで、room名にtest、roomリストへの表示チェックは外し、編集権限はPrivate(オーナーのみ編集可能)にしました。

保存しようと、下部のSave Changesを選ぶと、

不足項目の指摘

room shellの選択とタイトル・説明を入力してと怒られてしまいましたので、

ルーム種類の選択

Shellsタブから適当に3部屋タイプを選択しUse This Shellで決定、タイトル下のDescriptionも入力し、Save Changesから保存。

部屋交換について注意

なにかまた聞かれましたが、適当な訳をすると、今の部屋とチェンジしようとしているので、置いてあるものをそのままにするか、持ち物に返却するかの選択のようです。なんとなくKeepにしておきます。

マイルーム作成完了

マイルーム作成完了です!やはり一人だけだと軽めですね。でもセカンドライフができるくらいのPCスペックじゃないと、正直きついと思いました。

基本的な操作方法

  • アバターの移動: アバターをマウスでドラッグ
  • カメラ(視点)の拡大縮小と横回転: アバター以外をマウス左クリックしながら前後、左右にドラッグ
  • カメラの上下左右回転: マウス右クリックしながらドラッグ
  • カメラの拡大縮小: マウスのホイールでも可能

操作性は非常にいいです。アバターの移動は、ゲームのようにキーで移動という感覚ではなく、マウスで物をつかんで引っ張りまわすような感覚です。とてもスムーズでした。

アバターのカスタマイズもしたいところですが、キリがなくなりそうなのでこのへんで(笑)

1点気になったのは、ルーム画面の下にブログ等に貼り付けられるコードが載っていたことです。これは日本のメタバース、スプリュームが進めている、各ユーザーがそれぞれ空間を持ちそれが繋がっていくという3次元リンクと同じ考え方ではないでしょうか。

このブログに貼り付けて試してみようと思いますが、これがブロガーを通じて広がっていき、他のGoogleサービスとの連携、さらに今はできないようですが自分の創作物の公開や、仮想通貨まで発行されたらどうなるんでしょう・・・

やはりGoogleは仕掛け方が面白いですね。

とりあえず試してみたい方はこちらへどうぞ→My Google Lively